映像・波形の高度同時表示ソフトウェア XviewerEYE

XviewerEYEは、映像データと波形データ(全体画面・ズーム画面)をリンクして、再生・逆再生・コマ送り・早送りができ、波形データのカーソル位置に同期した映像が表示できます。
また、カーソル位置や2本のカーソル間の各種波形パラメータを自動演算するので、このXviewerEYEを用いた高速度カメラ(ハイスピードカメラ)ソリューションによって、お客様における実験対象物の高速現象・高速挙動の解析環境が飛躍的に向上します。
解析時間短縮、各種品質向上にお役立ていただけます。

バージョン情報は Xviewer (701992) / XviewerLITEをご覧下さい。

映像・波形の同期表示

DL850/ DL850Eシリーズ/ DL350/ SL1000やオシロスコープで測定した波形データと高速度カメラ(ハイスピードカメラ)の映像データを同時表示し、映像とズーム波形・カーソルが高速に連動します。
最大4つの映像データを同期表示できます。

同期表示

 

ビデオアイコン

再生、逆再生、コマ送り等もビデオアイコンで簡単操作、早送り再生もフレーム間隔数やfpsで簡単設定。
 

波形パラメータ自動測定

選択したパラメータの自動測定を行い、測定結果一覧を表示します。
選択できるパラメータはトータル28種類。
また、垂直/水平/水平・垂直/X-Yの4種類カーソルを表示して、カーソルと波形の交点の測定値を表示します。それぞれ2本のカーソルを表示して、その差分も計算・表示します。
 

注釈表示

表示した波形ウィンドウ中に自由に注釈を表示できます。
注記表示

対応する測定器本体

DLM5000、DLM4000、DLM3000、DLM2000、DL9000/DL9500/DL9700、DL7400、DL6000/DLM6000、DL1700/DL1700E、DL1600、SB5000、
DL850/DL850Eシリーズ、 DL350、 SL1000、DL750、SL1400、WE7000
上記、各シリーズ

注)DL1700/ WE7000シリーズはオンラインによるデータ転送およびリモートコントロール不可。

 

対応するカメラ

Photron社製

FASTCAM シリーズなど

お問い合わせ先

株式会社フォトロン

 

機能

映像と波形の読込み・同期表示
オンラインファイル転送プログラムの起動(WE7000は除く)
リモートコントロールユーティリティの起動(WE7000は除く)
データフォーマット変換

 

ビューア仕様

読込み可能ファイル

バイナリデータファイル(*.wvf,*.wdf)
ASCIIデータファイル(*.csv)
映像データファイル(*.avi)

最大表示映像数

最大4映像

映像再生機能

再生、逆再生、1フレーム前/後移動、先頭/最終フレーム移動   繰り返し再生単位切り替え(fps/フレーム間隔)

映像同期機能

映像同期情報を自動計算(トリガフレーム開始位置、波形データ数)、 手動設定
映像同期チャネル設定、同期信号極性設定(Pos/Neg)

表示フォーマット

Main、Zoom、History、X-Y

カーソル

垂直、水平、水平・垂直、X-Y

注釈機能

テキスト、ΔT、ΔV、マーカ、Δマーカ、波形パラメータ

波形パラメータ測定

P-P、Amp、RMS、Freq 等最大28 種類、サイクル統計、ヒストリ統計

 

波形演算(演算機能付加版のみ)

表示(定義)できる演算波形

最大32波形(Math1~Math32)

演算制度

単精度浮動小数点型

演算子

演算子一覧

FFT点数

最大2Mポイント

FFT窓関数

Rect,Hanning,Flat top

ディジタルフィルタ

Guass、Sharp、IIR

演算可能な最大レコード長

1 演算チャネルあたり12.5M ポイント
(演算のチャネル数が11ch以上のときは2.5M ポイント)

 

オペレーティングシステム

Windows 10(32/64-bit)、Windows 8.1(32/64-bit)、Windows 8(32/64-bit)

 

PC本体

CPU

Core 2 Duo 2GHz以上

メモリ

1GB以上(2GB以上推奨)

HDD

2GB+読み込むファイルサイズ以上の空き容量

 

その他

ディスプレイ

XGA以上(表示色65536色以上)

デバイス

CD-ROMドライブ、マウス、プリンタ

通信インターフェース

GP-IB※1/USB※2/イーサネット

GP-IBボード

ナショナルインスメルメンツ社製GP-IBボード、またはPCMCIAカード※3

サウンド機能

ボイスメモの再生には、サウンド機能が必要です。

ハードディスク

2GB +データファイル以上の空き容量(映像ファイルを保存する場合は 100GB以上を推奨)

1 SL1000は対応しておりません。

2 USBインタフェースを使用する場合は、専用のUSBドライバが必要です。
    DLM3000, DLM5000用 USBドライバ(YTUSB)
    上記以外の機種用 USBドライバ(YKMUSB)

3 Windows 8、Windows 8.1、Windows 10でのPCMCIA-GPIBカードの動作は保証外です。
USBインタフェースをご使用になる場合は、接続するDLシリーズのUSBドライバが必要です。
    DLM3000, DLM5000用 USBドライバ(YTUSB)
    上記以外の機種用 USBドライバ(YKMUSB)

★Windowsは米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商標です。

 

形名・仕様コード

形名 仕様コード 記事 定価(¥)
701992 -ES01 XviewerEYE 標準版1ライセンス 300,000
-EG01 XviewerEYE 演算機能付加1ライセンス 335,000
付加仕様 /JS01 DL850アドバンストユーティリティ1ライセンス 30,000

 ※ボリュームライセンスについては、営業担当者に相談ください。
 ※標準版からの演算機能付加版へのアップグレードパッケージもご用意しています。
  営業担当者にご相談ください。

 

ボリュームライセンス 製品形名、仕様コードおよび価格

形名 仕様コード 記事 定価(¥)
701992 -ES02 XviewerEYE 標準版2 ライセンス 500,000
-ES03 XviewerEYE 標準版3 ライセンス 600,000
-ES04 XviewerEYE 標準版4 ライセンス 700,000
-ES05 XviewerEYE 標準版5 ライセンス 800,000
-ES10 XviewerEYE 標準版10 ライセンス 1,300,000
-EG02 XviewerEYE 演算機能付加2 ライセンス 570,000
-EG03 XviewerEYE 演算機能付加3 ライセンス 705,000
-EG04 XviewerEYE 演算機能付加4 ライセンス 840,000
-EG05 XviewerEYE 演算機能付加5 ライセンス 975,000
-EG10 XviewerEYE 演算機能付加10 ライセンス 1,650,000

 

演算子一覧

演算子 設定例 内容
+,-,*,/ C1+C2 指定した2波形の四則演算を表示
SHIFT SHIFT(C1) 指定した波形の位相をずらして表示
ABS ABS(M1) 指定した波形の絶対値を表示
SQRT SQRT(C2) 指定した波形の平方根を表示
LOG LOG(C1) 指定した波形の対数を表示
EXP EXP(C1) 指定した波形の指数を表示
NEG NEG(C1) 指定した波形の0を中心に反転させた波形を表示
SIN SIN(T) 指定した波形の正弦を表示
COS COS(C1) 指定した波形の余弦を表示
TAN TAN(C1) 指定した波形の正接を表示
ATAN ATAN(C1,C2) 指定した2波形の逆正接を表示(±π以内の値)
PH PH(C1,C2) 指定した2波形の位相を表示
DIF DIF(C1) 指定した波形の微分を表示
DDIF DDIF(C1) 指定した波形の2階微分を表示
INTG INTG(C1) 指定した波形の積分を表示
IINTEG IINTEG(C1) 指定した波形の2重積分を表示
BIN BIN(C1) 指定した波形の二値化を表示
P2 P2(C1) 指定した波形の二乗を表示
P3 P3(C1) 指定した波形の三乗を表示
F1 F1(C1,C2) 指定した波形の√(C12+C22)を表示
F2 F2(C1,C2) 指定した波形の√(C12-C22)を表示
FV FV(C1) パルス幅のPWHHの逆数を表示
PWHH PWHH(M1) 立ち上がりから次の立ち上がりまでのパルス幅演算を表示
PWHL PWHL(C2) 立ち上がりから次の立ち下がりまでのパルス幅演算を表示
PWLH PWLH(C1) 立ち下がりから次の立ち上がりまでのパルス幅演算を表示
PWLL PWLL(C1) 立ち下がりから次の立ち下がりまでのパルス幅演算を表示
PWXX PWXX(C2) 立ち上がり/下がりから次の立ち上がり/下がりまでのパルス幅
演算を表示
FILT1 FILT1(C1) 指定した波形にフィルタをかけて表示
FILT2 FILT2(C1) 指定した波形にフィルタをかけて表示
DUTYH DUTYH(C1) 指定した波形の各周期内の+(High)側デューティ比
DUTYL DUTYL(C1) 指定した波形の各周期内の-(Low)側デューティ比
HLBT HLBT(C1) 指定した波形のヒルベルト関数を表示
MEAN MEAN(C1) 指定した波形の10次の移動平均を表示
LS-    
  LS-MAG(C1) 指定した波形のリニアスペクトラムの振幅を表示
  LS-LOGMAG(C1) 指定した波形のリニアスペクトラムの対数振幅を表示
  LS-PHASE(C1) 指定した波形のリニアスペクトラムの位相を表示
  LS-REAL(C1) 指定した波形のリニアスペクトラムの実部を表示
  LS-IMAG(C1) 指定した波形のリニアスペクトラムの虚部を表示
PS-    
  PS-MAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラムの振幅を表示
  PS-LOGMAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラムの対数振幅を表示
PSD-    
  PSD-MAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラム密度の振幅を表示
  PSD-LOGMAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラム密度の対数振幅を表示
CS-    
  CS-MAG(C1,C2) 指定した2波形のクロススペクトラムの振幅を表示
  CS-LOGMAG(C1,C2) 指定した2波形のクロススペクトラムの対数振幅を表示
  CS-PHASE(C1,C2) 指定した2波形のクロススペクトラムの位相を表示
  CS-REAL(C1,C2) 指定した2波形のクロススペクトラムの実部を表示
  CS-IMAG(C1,C2) 指定した2波形のクロススペクトラムの虚部を表示
TF-    
  TF-MAG(C1,C2) 指定した2波形の伝達関数の振幅を表示
  TF-LOGMAG(C1,C2) 指定した2波形の伝達関数の対数振幅を表示
  TF-PHASE(C1,C2) 指定した2波形の伝達関数の位相を表示
  TF-REAL(C1,C2) 指定した2波形の伝達関数の実部を表示
  TF-IMAG(C1,C2) 指定した2波形の伝達関数の虚部を表示
CH-    
  CH-MAG(C1,C2) 指定した2波形のコヒーレンス関数の振幅を表示
K1~K10   定数

 

お電話によるお問い合わせ
横河計測 カスタマサポートセンター
フリーダイヤル:0120-137-046
受付時間:平日 9:00-12:00、13:00-17:00

高速度カメラ試験ソリューションシステムの構成図

高速度カメラ試験ソリューションシステムの構成図

 

高速度カメラ試験アプリケーション事例



衝突安全試験
信頼性試験
エアバック開発
燃料噴射
車載実験
燃焼実験
衝突スレッド試験
衝突試験
足回り解析
風洞実験
シートベルト安全試験
タイヤ開発



高速流体解析
レーザー溶接加工
インクジェット
燃焼・爆発
落下試験
材料検査
発光体輝度解析
パッケージング
組み立てライン
クラック(ひび)
キャビテーション
ディスプレイ開発
高速噴霧
振動
充填
ワイヤーボンディング
ステージ検査
切削





生体細胞観察
血流観察
薬品注入
励起蛍光観察
リハビリ
生物動作観察
声帯・眼球
ゴルフインパクト
人口心臓
スポーツ科学
バイオメカニクス
人体挙動解析

上記のアプリケーションに対し、溶接現象解析システム、落下衝撃解析システム、ワイヤボンダ動作解析システム、インクジェット動作解析システム、高速流体計測システム、MEMS振動変位解析システム、爆発・燃焼解析システム、高速メカトロニクス部品挙動解析システム、キャビテーション解析システムなどのシステム構築が可能です。

 

波形測定器の特長

高速サンプルモジュール

  • 最大100MS/s(SL1000,DL850E,DL350)
ISOPRO720210

多チャネル入力

  • SL1000:アナログ128チャネル(8ユニット同期運転)
  • DL850E:アナログ最大128チャネル、ロジック最大128ビット
  • DL350:アナログ最大32チャネル、ロジック最大48ビット

ロングメモリで長時間測定

  • DL850E:最大2Gポイント(オプション)
  • DL350:100Mポイント/モジュール

多彩なモジュール群

  • 高速電圧/高電圧/高精度電圧/温度
  • ひずみ/加速度/周波数 など
モジュール群

 

撮影波形データ測定からデータ保存までの作業を大幅に効率化する
プラグインソフトウェア(株式会社フォトロン)

XviewerEYEソフトウェアによる映像と波形データの同期表示のためには、高速度カメラと波形測定器に対し、それぞれ同期測定のための条件設定を行い、得られた映像・波形データファイルをPCに転送・保存する必要があります。
株式会社フォトロンでは、当社との技術協力により、高速度カメラの撮影条件に合わせて波形測定器「ScopeCorder*」の設定を自動調整するプラグインソフトウェアをご提供しております。
本ソフトウェアでは、条件の設定から、撮影・測定後のデータのプレビュー、最終的なPCへのファイル転送までの一連の作業を、一つの統合された映像撮影・波形データ測定システムとして行なっていただける操作性を提供しており、作業効率を大幅に向上します。
本プラグインソフトウェアはフォトロン社の高速度カメラ制御ソフトウェア「Photron FASTCAM Viewer」用のアドオンソフトウェア「FASTCAM Yokogawa DAQ plugin software」として発売しております。 本プラグインソフトウェアのお問合せ先等につきましては下記の株式会社フォトロンのWEBサイトをご参照ください。

http://www.photron.co.jp/products/image/index.html

* DL850シリーズ,DL750シリーズ。これ以外の横河計測製波形測定器の場合、本プラグインソフトウェアは使用できませんが、XviewerEYEによる映像と波形の同時表示は可能です。

※記載の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

XviewerEYE_価格

記載内容は2022年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。

 

お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。


お問い合わせ

Precision Making

トップ