購入部品の受け入れ検査や光製品の出荷検査では、被測定物が仕様を満たしているか否かの試験が繰り返し行われます。しかし、測定条件の設定や測定値の記録、合否の判定などの煩雑な作業を繰り返し行わなければなりません。このような場合、測定・解析・判定の工程を自動がすることで、検査時間の短縮と判定精度の向上をすることができます。
対象モデルは、合否判定や基準データとの比較が簡単に行えるテンプレート機能や自動測定が簡単に行えるプログラム機能を標準搭載しています。これらの機能を活用することで外部PCを使わずに繰り返し試験の作業効率を向上できます。
テンプレート機能は、プリセットされた基準データと測定された波形を比較することにより、合否を自動的に判断します。
判定基準となるテンプレートデータ(上下限線)を作成、登録します。 OSAは、登録されたテンプレートデータを使用して、測定された波形が判定基準内にあるかどうかを自動的に判定します。 合否判定結果は、画面に「PASS」または「FAIL」と表示されるほか、リモートコマンドでも取得できます。 目視検査では、テンプレートを使用して、測定された波形のガイドとして参照スペクトルを表示できます。 テンプレートはOSAまたはPCで簡単に作成でき、CSV形式のファイルで保存と読み取りができるため、複数のOSAでテンプレートを共有できます。
一連の測定手順をあらかじめプログラムとして作成・登録し、単体で自動測定を行う機能です。
プログラムの作成は、実際にOSAを操作するような感覚でOSAのキーに対応したコマンドを選択して行えるため、とても簡単です。
高度なプログラミングのために、ループ制御、条件判定、変数、四則演算、パラメータ入力、画面出力などのコマンドを用意しています。
また、ETHERNETまたはRS232を介したリモート制御をサポートしているため、接続された光源や光スイッチなどの外部デバイスを直接制御できます。 外部測定条件を変えながら繰り返し測定するなど、複雑な測定もパソコンなしで簡単に行えます。
光デバイス生産ラインでの試験・検査に最適化された分散分光方式の高速モデル
光スペクトラムアナライザAQ6370Bは、アクティブデバイスの測定・評価に最適なソリューションを提供します。コストパフォーマンスに優れた高速光スペクトラムアナライザ です。
光通信の波長に最適化された高性能モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
YOKOGAWAのAQ6370シリーズは、研究開発から製造まで幅広いアプリケーションの測定ニーズに応える高性能光スペクトラムアナライザです。
AQ6375は、2μmを超える近赤外域の波長をカバーするベンチトップ光スペクトラムアナライザです。
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
5μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。