対象モデル*: AQ6370シリーズ/AQ6360
光スペクトラムアナライザ(OSA) と広帯域光源を使用して光フィルタの反射特性の評価を行うことができます。
光学フィルターの反射特性は、標準反射板**の反射光スペクトルとDUT(光フィルター)の反射光スペクトラムの差 (Log表示の場合) として求められます。測定用光源は、LED、ハロゲンランプ、ASE、SLD、SCなど広帯域光源から、必要な光パワーや波長範囲などに応じて選択されます。
対象モデルは、光入力ポート内にフリースペース(空間)構造を採用しており、コア径最大800 µmの大口径光ファイバーを使用できます。大口径ファイバーは、OSAにより多くの光を入射し、測定波形のノイズ軽減や測定時間の短縮に役立ちます。ただし、実際の最小波長分解能は低くなるため、光パワーが低く高い分解能を必要としない測定に有効です。
測定時には、迷光(不要な乱反射光)や外乱光が光カプラーに入らないように注意してください。光ファイバーの開口数(NA)が小さく、コリメータから光結合器までの光路長が短いほど損失が小さくなり測定に有利ですが、角度や光軸の調整に高い精度が求められます。特に光結合器側の調整が難しくなります。したがって、光パワーが高い場合は、光ファイバーのフェルール端で直接受けたほうが調整が容易です。
YOKOGAWAは、可視(VIS)、近赤外線(NIR)、短波赤外線(SWIR)、中波赤外線(MWIR)のNDフィルターとバンドパスフィルターの測定を可能にする、波長範囲350〜5500 nmのさまざまなOSAを提案しています。
* 特記なき場合は、全バージョン共通
** コリメータと光カプラーの波長依存性が十分に小さく、偏光特性と絶対パワーが無視できる場合、標準反射板の測定を省略し、広帯域光源の出力を基準スペクトルとして使用できます。
光デバイス生産ラインでの試験・検査に最適化された分散分光方式の高速モデル
光スペクトラムアナライザAQ6370Bは、アクティブデバイスの測定・評価に最適なソリューションを提供します。コストパフォーマンスに優れた高速光スペクトラムアナライザ です。
光通信の波長に最適化された高性能モデル
光通信の波長に最適化されたAQ6370Dを高性能化した最新モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
YOKOGAWAのAQ6370シリーズは、研究開発から製造まで幅広いアプリケーションの測定ニーズに応える高性能光スペクトラムアナライザです。
AQ6375は、2μmを超える近赤外域の波長をカバーするベンチトップ光スペクトラムアナライザです。
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
*モデルにより異なります。
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
5μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。