対象モデル*: AQ6380/AQ6370シリーズ/AQ6360
通信トラフィックの増大に伴い、基幹系光伝送ネットワークでは、光信号を電気信号に変換することなく直接増幅できるEDFA(エルビウムドープファイバーアンプ)などの光増幅器(光アンプ)が使用されています。
対象モデルには、光アンプの入出力光スペクトルから光アンプの利得(Gain)および雑音指数(NF: Noise Figure) を自動計算する光アンプ解析機能(EDFA-NF)が標準搭載されています。
光アンプの出力光には、光アンプが発生するASE(自然放射増幅光)が重畳されているので、光アンプ評価ではこの雑音成分を分離して測定することが重要です。光アンプ解析機能は、近似曲線(カーブフィッティング)と補間法によりASE成分を特定します。
また、実際のスペクトルに合わせて、カーブフィッティング法や解析条件を設定できるため、光アンプの利得と雑音指数を正確に解析できます。
* 特記なき場合は、全バージョン共通。AQ6373系は対応していません。
光アンプ解析機能 (EDFA-NF) |
n入力された光信号のチャネルごとに、光アンプの利得とNFを計算。
DWDM信号に対応 n波長、利得、NFなどの解析結果は、チャネルごとに一覧表やグラフに表示。
nチャネル検出やASEレベル検出などの解析パラメータの設定が可能
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光デバイス生産ラインでの試験・検査に最適化された分散分光方式の高速モデル
光スペクトラムアナライザAQ6370Bは、アクティブデバイスの測定・評価に最適なソリューションを提供します。コストパフォーマンスに優れた高速光スペクトラムアナライザ です。
光通信の波長に最適化された高性能モデル
光通信の波長に最適化されたAQ6370Dを高性能化した最新モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
YOKOGAWAのAQ6370シリーズは、研究開発から製造まで幅広いアプリケーションの測定ニーズに応える高性能光スペクトラムアナライザです。
AQ6375は、2μmを超える近赤外域の波長をカバーするベンチトップ光スペクトラムアナライザです。
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
*モデルにより異なります。
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
5μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
次世代光ネットワークの研究開発に対応する最高性能モデル
通信インフラの測定ニーズを先取り
現在、かつてないほど多くのデータが利用できるようになりました。大量のデータや画像情報はクラウドにアップされて、様々な解析が行われ、価値のあるデータとして、利用者に送られます。
データの送受信には、光ネットワークが利用され、そのデータ容量は、爆発的に増加、エネルギー消費の増大も招いています。YOKOGAWAは、光ネットワークに使用される様々な光デバイスの光学特性とエネルギー使用量を正確に測定することで、持続可能なデータ通信をサポートします。
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。