背景
今日の土木工学では、自然環境が建築材料の寿命に影響を与える可能性が高まっていることもあり、頑丈な構造物への関心、ニーズが高まっています。
このような需要から、大学では応力下での鋼の挙動に関する研究が行われています。 研究者は、建物を補強し、柱として機能する鉄骨構造の荷重および衝撃試験を実施しています。
チャレンジ
衝撃試験は応力下における鋼の状態を調査するための試験方法の一つです。
この試験では以下のような複数のセンサーから出力されるさまざまな信号を高速に測定できる測定器が必要となります。さらに、これらの異なる信号を同時に測定する必要もあり、測定器は以下の性能を求められます。
ソリューションとメリット
DL950は衝撃試験における複数の異なるセンサーからの出力を同時に測定することができ、捉えた波形を一つの画面で確認することできます。
高速の信号や加速度、ひずみセンサーの信号を対応したモジュールを装着することで一台のDL950 で測定することが可能です。
大容量メモリにより長期記録が可能です。
/M2オプション:最大8 Gポイント
/ST1オプション:最大512 GBのSSD
LPFやデジタルフィルタにより高周波のノイズも低減することが可能です。
2か所ズーム、リアルタイム演算やFFTなどの豊富な機能があり、測定や解析を手助けします。
また、IS8000統合計測ソフトウェアを使用することで、DL950の遠隔操作や測定データをPCへ転送することが可能になり、より長期間の測定などデータの容量が必要となる測定にご利用いただけます。さらに、高速度カメラと同期して、映像と各センサー出力を同期して表示し、さらに深い解析が可能です。
新モジュール
高速200MS/s 14bit 絶縁モジュール 720212
入力CH数:2
最高サンプルレート:200MS/s
周波数帯域:DC~40MHz
最大入力電圧:1000V(DC+ACpeak)*
A/D変換分解能:14ビット
4CH 10MS/s 16ビット 絶縁モジュール 720256
入力CH数:4
最高サンプルレート:10MS/s
周波数帯域:DC~3MHz
最大入力電圧:600V(DC+ACpeak)*
A/D変換分解能:16ビット
* 10:1または100:1プローブ使用
DL950は、DL850E/EVの機能・仕様を大幅に改善し、タッチパネルによる直観的操作を可能した新時代のスコープコーダです。
200MS/s高速サンプルレート、最大8Gポイントメモリー、複数台同期で最大160CHが可能で、お客様の様々なニーズにお応えします。
オシロスコープは、高速な電気信号を波形として表示するエレクトロニクス技術者必須の測定器です。
ユニークな縦型コンパクトモデルや多チャネルモデルのオシロスコープに加え、オシロスコープとデータロガーの機能を兼ね備えたスコープコーダなど、特長ある製品ラインアップをご用意しています。
また、様々な測定に対応する電圧プローブ、電流プローブ、ロジックプローブを取りそろえ、数々の先進機能を搭載し、日々の測定業務を強力に支援します。
高速捕捉・高速転送・高速保存を追求し、ハイパフォーマンスを実現した 高速データロガー、高速データ収集装置です。測定対象に応じたプラグインモジュールを選択、組み替えることで、インバータや電源などに代表されるフローティング電圧測定のほか、各種センサーを直接接続でき、1台で様々な物理量を測定することが可能です。
スコープコーダは、オシロスコープの使い易さと多チャネルデータ収集するデータロガーを融合した統合型計測器です。
スコープコーダ一台で、信号を同時にデータ収録し、オシロスコープと同様のトリガ機能を揃え、データ表示、分析ができ、様々な用途にお使いいただけます。